セミノコ期?2008年10月17日

あっという間に演奏会から2ヶ月が過ぎました。

ひぐらしは、その名のとおり(?)あんまり年中頑張るのが好きでなく、だいたい演奏会前の2ヶ月くらいからハートに火がつき始めるのですが、それまでは各々の地下活動(セミだけに…(笑))に余念がない団体でもあります。というわけで、ここしばらくは平日のみならず、休日練習までも出席率が50%にも届かないありさま。

この時期をひぐらしでは「農閑期」と言って嘆いていますが(^_^;)、セミならば「セミノコ期間」とでもいう感じですかね。ともあれ、個々の自主性というものは、必ずしも団体運営に都合良いようにだけ働くわけでもないので、諸刃の剣というか。といって、自主性重視でなくなることも金輪際なさそうな団体でもありますが。

そんな風に嘆きつつも、集まってくる幼虫たち(笑)は、黙々と羽化するための養分摂取に余念はなく、2ヶ月弱で林光さんの「木のうた」をだいたい歌えるようにして、10月くらいからは三善晃さんの「五柳五酒」にとりかかりました。酒と詩仙のうた、という感じの曲ですが、ピアノパートがとんでもなくぶっ飛んでいます。

この歌を、10年前の初演時に歌ったメンバーが何人かひぐらしには居るのですが(私もその一人)、やはり年を取るほどに味わいが増す曲だなと思います。“生きてるうちが花なのよ 嬉しくなるのはあたりまえ”なんて言葉は、人生の後半戦になってくると、俄然迫力ですね。

この「五柳五酒」は、来年の2月14日バレンタインデー! のコンサート「Akira de Cantat!」で歌います。このコンサートは、名前どおりに清水昭さんが、ひぐらしの単独ステージ(これが「五柳五酒」)に加えて、女声合同・男声合同・混声合同・+αの全ステージを担当するという企画コンサートです。女声合同は信長貴富さんの新曲「ぎらりと光るダイヤのような日」、男声合同は間宮芳生さんのコンポジション3番、混声合同が新実徳英さん「空、海、大地と木のうた」。それぞれに、清水昭さんが指揮している合唱団の賛助参加をいただきます。そして+αは、ピアニスト・清水昭のオン・ステージ!という合唱演奏会のステージとしてはかつてない内容になる予定です!

というわけで、2月14日にはまた元気な鳴き声をお聞かせできるよう、セミノコたちも頑張っております。杉並公会堂で早めの夕方開始、という予定ですので、ひぐらしファンの皆様、どうぞお楽しみに。(佐々木潤哉)

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