ひぐらしの基本情報 ― 2007年08月13日
主宰:野本立人
団長:藤田毅
指揮者:野本立人 / 清水昭
練習担当:佐々木潤哉 / 市川恵
練習:週1回・金曜日。月に1~2回程度オプション練習あり。
会場:新宿近辺。主に「幡ヶ谷社会教育館 音楽室」
(練習予定はこちら参照)
人数:最大50人くらい。通常の練習は20人が目標。20人を超えると「勝ち」と称して盛り上がる。日曜・休日のみ参加のメンバーも多数。
会費:月\2,000。この金額は年1回の「いろは演奏会」積立を兼ねる。
演奏会ノルマが2万円を超えることは滅多にない。
その他:平均年齢40歳前後? 20歳代から70歳代まで、平均的に分布。
2008年以降の演奏予定:
2008年2月 信長貴富個展演奏会出演:詳細未定(演目:春と修羅)
2008年7月21日「いろはのよ」(バッハ:モテット第3番、他演目未定)
入団・見学希望などは junya@s.email.ne.jp までメールを。
(このエントリーへのコメントでもokです)
この「ひぐらし」を作った野本さんは、10数年前「普通のことが普通にできる合唱団を作りたい」と思ったそうです。そこで形になったのが「一人一人が同じ重さで団に在る」というテーマ。音楽は個人がやるものだけれど、そこに足りないものは足りる人が手引きをして、そして一緒に何かをしよう… そんな思いに今でも溢れていて、しかも力みのないこのグループは、まだまだ十分な力はないけれど、十分に幸せな、そんな奇跡的な集まりのひとつだと思っています。
ここが目指していることのひとつは… 集団や思想を最優先することなく、考え方も感じ方も、生き方も違う広い年代の人たちが、ともに「高み」を目指してまず楽しみ、時には切磋琢磨しあうこと。
人それぞれのプライオリティもバックグラウンドも違い、一緒に居る時間も短い社会人の合唱団では、ちょっと難しいことかも知れません。けれど、それが「普通のこと」だと信じている、創立者でもあり指揮者でもある野本さんの強い思いと、それに共振できるメンバーの両方が、この集まりを支えあっています。
あるメンバー曰く、ここで要求されることは、ある意味でもの凄く厳しい、と。そうかも知れません。普通でない厳しさを注意深く拒み、そこから来る小さな不幸を受け入れ…それもまた「普通のこと」だと思える人が集まっているということなのですから。
人の声の自然な色合いを活かした、生き生きとした音楽づくりは、私たちが自らの特徴として自認するところですが、それ以外にも、熱さと素っ気なさ、厳しさと甘さの不思議な同居、といった奇妙な特徴もあります。1996年以降は、二人のプロ指揮者を擁するという、アマチュアの合唱団としては珍しい特性も加わりました。
これらは皆、私たちが「東京の田舎合唱団」を自認しているあたりから来ているのかも知れません。どうもこの田舎には、ヤオヨロズの「音楽の神様」が居るようです。
演奏会は単独演奏会「いろは」シリーズ、または企画演奏会を年に一回程度やっています。
2002年までは全日本合唱コンクールに出場していましたが、2003年より参加ポリシーを変え、年度内のスケジュールによって弾力的に出場するということになりました。
2005年には、信長貴富プロデュースによる企画演奏会「日本語の力」を開催、東京文化会館の小ホールを満員御礼にすることができました。
1999年の「まい」「ゆうか」との三団体ジョイント演奏会「ひらがなコンサート」をはじめとする各種「他流試合」や、トウキョウ・カンタートなどのイベント出演も積極的に行なってます。
演奏会の選曲は、指揮者がそのとき演奏したい曲を基本に、幹事会での入念な議論によって決めています。この数年間で、本人たちの認識とは別に、かなりの難曲にも取り組めるようになってきたおかげで、指揮者たちの要求は高まるばかり。ですが、「文殊の智恵」方式で決まった演目は、聴衆からも好評を博す内容になっています。
練習への出席にはこだわらず、サテライト団員から部分参加までどんな立場も許しています。この場に一人のプレイヤーとして或りたいと思うこと。それ以上のことはあまり必要ありません。ただし、力や時間、知恵を持ち込むことはいくらでもできます。
そんな弾力性のおかげで、平日の通常練習に出ているだけでは団体の全貌がいろんな意味で見えにくくなってしまいました。
同じ指揮者がやっている女声合唱団「まるめろ」や混声合唱団「轟」とは、メンバーの一部が重なっていますし、他団との掛け持ちメンバーも非常に多いです。一点集中主義とは対極にあるグループといえるでしょう。
団長:藤田毅
指揮者:野本立人 / 清水昭
練習担当:佐々木潤哉 / 市川恵
練習:週1回・金曜日。月に1~2回程度オプション練習あり。
会場:新宿近辺。主に「幡ヶ谷社会教育館 音楽室」
(練習予定はこちら参照)
人数:最大50人くらい。通常の練習は20人が目標。20人を超えると「勝ち」と称して盛り上がる。日曜・休日のみ参加のメンバーも多数。
会費:月\2,000。この金額は年1回の「いろは演奏会」積立を兼ねる。
演奏会ノルマが2万円を超えることは滅多にない。
その他:平均年齢40歳前後? 20歳代から70歳代まで、平均的に分布。
2008年以降の演奏予定:
2008年2月 信長貴富個展演奏会出演:詳細未定(演目:春と修羅)
2008年7月21日「いろはのよ」(バッハ:モテット第3番、他演目未定)
入団・見学希望などは junya@s.email.ne.jp までメールを。
(このエントリーへのコメントでもokです)
この「ひぐらし」を作った野本さんは、10数年前「普通のことが普通にできる合唱団を作りたい」と思ったそうです。そこで形になったのが「一人一人が同じ重さで団に在る」というテーマ。音楽は個人がやるものだけれど、そこに足りないものは足りる人が手引きをして、そして一緒に何かをしよう… そんな思いに今でも溢れていて、しかも力みのないこのグループは、まだまだ十分な力はないけれど、十分に幸せな、そんな奇跡的な集まりのひとつだと思っています。
ここが目指していることのひとつは… 集団や思想を最優先することなく、考え方も感じ方も、生き方も違う広い年代の人たちが、ともに「高み」を目指してまず楽しみ、時には切磋琢磨しあうこと。
人それぞれのプライオリティもバックグラウンドも違い、一緒に居る時間も短い社会人の合唱団では、ちょっと難しいことかも知れません。けれど、それが「普通のこと」だと信じている、創立者でもあり指揮者でもある野本さんの強い思いと、それに共振できるメンバーの両方が、この集まりを支えあっています。
あるメンバー曰く、ここで要求されることは、ある意味でもの凄く厳しい、と。そうかも知れません。普通でない厳しさを注意深く拒み、そこから来る小さな不幸を受け入れ…それもまた「普通のこと」だと思える人が集まっているということなのですから。
人の声の自然な色合いを活かした、生き生きとした音楽づくりは、私たちが自らの特徴として自認するところですが、それ以外にも、熱さと素っ気なさ、厳しさと甘さの不思議な同居、といった奇妙な特徴もあります。1996年以降は、二人のプロ指揮者を擁するという、アマチュアの合唱団としては珍しい特性も加わりました。
これらは皆、私たちが「東京の田舎合唱団」を自認しているあたりから来ているのかも知れません。どうもこの田舎には、ヤオヨロズの「音楽の神様」が居るようです。
演奏会は単独演奏会「いろは」シリーズ、または企画演奏会を年に一回程度やっています。
2002年までは全日本合唱コンクールに出場していましたが、2003年より参加ポリシーを変え、年度内のスケジュールによって弾力的に出場するということになりました。
2005年には、信長貴富プロデュースによる企画演奏会「日本語の力」を開催、東京文化会館の小ホールを満員御礼にすることができました。
1999年の「まい」「ゆうか」との三団体ジョイント演奏会「ひらがなコンサート」をはじめとする各種「他流試合」や、トウキョウ・カンタートなどのイベント出演も積極的に行なってます。
演奏会の選曲は、指揮者がそのとき演奏したい曲を基本に、幹事会での入念な議論によって決めています。この数年間で、本人たちの認識とは別に、かなりの難曲にも取り組めるようになってきたおかげで、指揮者たちの要求は高まるばかり。ですが、「文殊の智恵」方式で決まった演目は、聴衆からも好評を博す内容になっています。
練習への出席にはこだわらず、サテライト団員から部分参加までどんな立場も許しています。この場に一人のプレイヤーとして或りたいと思うこと。それ以上のことはあまり必要ありません。ただし、力や時間、知恵を持ち込むことはいくらでもできます。
そんな弾力性のおかげで、平日の通常練習に出ているだけでは団体の全貌がいろんな意味で見えにくくなってしまいました。
同じ指揮者がやっている女声合唱団「まるめろ」や混声合唱団「轟」とは、メンバーの一部が重なっていますし、他団との掛け持ちメンバーも非常に多いです。一点集中主義とは対極にあるグループといえるでしょう。
演奏会記録 ― 2007年08月13日
1997年、現在の指揮者2名体制になって以降の自主演奏会内容です。
2007■いろはのか(荻窪・杉並公会堂)
Faraway(信長貴富)清水
追分節考(柴田南雄)清水
ブルーバード、3つのモテット(スタンフォード)野本
嫁ぐ娘に(三善晃)野本
2006■いろはのわ(住吉・ティアラこうとう)
4つのモテット(デュリュフレ)野本
おてわんみそのうた(三善晃)清水
ノスタルジア II 後半(初演)(信長貴富)清水
光る砂漠(萩原英彦)野本
2005■いろはのを(川口・リリアホール)
追分節考(柴田南雄)清水
カウボーイ・ポップ(信長貴富)清水
祝辞と格言(ブラームス)野本
地平線のかなたに(木下牧子)野本
特別演奏会■「日本語の力」(東京文化会館小ホール)
信長貴富プロデュースによるオムニバスステージ
ノスタルジアⅡ 前半(初演)(信長貴富)清水
木とともに人とともに(三善晃)野本
2004■いろはのる(川口・リリアホール)
コンポジション第1番(間宮芳生)野本
4つの四重唱曲op.93(ブラームス)野本
春と修羅(信長貴富)清水
ノスタルジア1より(信長貴富)清水
2003■いろはのぬ(川口・リリアホール)
スターバト・マーテル(オルバーン)野本
Anthology(魚路恭子)清水
東洋民謡集2(池辺晋一郎)清水
木とともに人とともに(三善晃)野本
2002■いろはのり(川口・リリアホール)
心の四季(高田三郎)野本
Lobet den Herrn(バッハ)野本
委嘱企画ステージ「Viva! Beatles」清水
地球へのバラード(三善晃)清水
2001■いろはのち(川口・リリアホール)
ミサ・ブレヴィスK.194(モーツァルト)野本
混声合唱曲集(メンデルスゾーン)佐々木
コンポジション1番(間宮芳生)清水
小さな目(三善晃)野本
2000■いろはのと(川口・リリアホール)
飛行機よ(萩京子)野本
心象スケッチ(高田三郎)野本
動物詩集(三善晃)清水
東洋民謡集(池辺晋一郎)清水
三つの不思議な仕事(池辺晋一郎)清水
※1999年は合唱団まい・ゆうか・ひぐらしによる3団体合同コンサート
「ひらがなこんさぁと」のため一回休み。
参考:
マトラの風景(コダーイ)藤井宏樹
ノスタルジア(信長貴富)野本立人
北極星の子守歌(新実徳英)雨森文也
黒い歌(林光)清水昭
1998■いろはのへ(上野・石橋メモリアルホール)
イタリアン・マドリガーレ集 野本
嫁ぐ娘に(三善晃)野本
3つの不思議な物語(木下牧子)清水
ノスタルジア初演)(信長貴富)清水
1997■いろはのほ(上野・石橋メモリアルホール)
Take him earth, for cherishing(ハウエルズ)野本
こまどりをころしたの だれ?(木下牧子)野本
カーペンターズ meet バッハ(清水昭編)清水
もうひとつのかお(鈴木輝昭)清水
2007■いろはのか(荻窪・杉並公会堂)
Faraway(信長貴富)清水
追分節考(柴田南雄)清水
ブルーバード、3つのモテット(スタンフォード)野本
嫁ぐ娘に(三善晃)野本
2006■いろはのわ(住吉・ティアラこうとう)
4つのモテット(デュリュフレ)野本
おてわんみそのうた(三善晃)清水
ノスタルジア II 後半(初演)(信長貴富)清水
光る砂漠(萩原英彦)野本
2005■いろはのを(川口・リリアホール)
追分節考(柴田南雄)清水
カウボーイ・ポップ(信長貴富)清水
祝辞と格言(ブラームス)野本
地平線のかなたに(木下牧子)野本
特別演奏会■「日本語の力」(東京文化会館小ホール)
信長貴富プロデュースによるオムニバスステージ
ノスタルジアⅡ 前半(初演)(信長貴富)清水
木とともに人とともに(三善晃)野本
2004■いろはのる(川口・リリアホール)
コンポジション第1番(間宮芳生)野本
4つの四重唱曲op.93(ブラームス)野本
春と修羅(信長貴富)清水
ノスタルジア1より(信長貴富)清水
2003■いろはのぬ(川口・リリアホール)
スターバト・マーテル(オルバーン)野本
Anthology(魚路恭子)清水
東洋民謡集2(池辺晋一郎)清水
木とともに人とともに(三善晃)野本
2002■いろはのり(川口・リリアホール)
心の四季(高田三郎)野本
Lobet den Herrn(バッハ)野本
委嘱企画ステージ「Viva! Beatles」清水
地球へのバラード(三善晃)清水
2001■いろはのち(川口・リリアホール)
ミサ・ブレヴィスK.194(モーツァルト)野本
混声合唱曲集(メンデルスゾーン)佐々木
コンポジション1番(間宮芳生)清水
小さな目(三善晃)野本
2000■いろはのと(川口・リリアホール)
飛行機よ(萩京子)野本
心象スケッチ(高田三郎)野本
動物詩集(三善晃)清水
東洋民謡集(池辺晋一郎)清水
三つの不思議な仕事(池辺晋一郎)清水
※1999年は合唱団まい・ゆうか・ひぐらしによる3団体合同コンサート
「ひらがなこんさぁと」のため一回休み。
参考:
マトラの風景(コダーイ)藤井宏樹
ノスタルジア(信長貴富)野本立人
北極星の子守歌(新実徳英)雨森文也
黒い歌(林光)清水昭
1998■いろはのへ(上野・石橋メモリアルホール)
イタリアン・マドリガーレ集 野本
嫁ぐ娘に(三善晃)野本
3つの不思議な物語(木下牧子)清水
ノスタルジア初演)(信長貴富)清水
1997■いろはのほ(上野・石橋メモリアルホール)
Take him earth, for cherishing(ハウエルズ)野本
こまどりをころしたの だれ?(木下牧子)野本
カーペンターズ meet バッハ(清水昭編)清水
もうひとつのかお(鈴木輝昭)清水
信長貴富 合唱作品集 春と修羅/ノスタルジアⅡ ― 2007年08月13日

自主制作でリリースしたCDの紹介です。
「ノスタルジア」初演以来、10年にわたる信長貴富さんとのお付き合いを、「ひぐらし」なりのこだわりをもって形にしたものです。未熟なところは多々ありますが、熱気だけは十分にこめることができたと自負しております。ご一聴をいただければ幸いです。
・春と修羅~混声合唱とピアノのための
指揮:清水昭 ピアノ:斎木ユリ
・無伴奏混声合唱のための ノスタルジアⅡ
~日本語に着替えた外来歌~
大きな古時計 指揮:野本立人 ウッドブロック:清水昭
すみれの花咲く頃 指揮:野本立人 ソプラノソロ:仁平朋子
一週間 指揮:野本立人
旅愁 指揮:野本立人 ソプラノソロ:安藤れい子
線路は続くよどこまでも 指揮:清水昭
埴生の宿 指揮:野本立人
ドナドナ 指揮:野本立人
私の青空 指揮:野本立人
グリーングリーン 指揮:清水昭 ソプラノソロ:西由起子
バリトンソロ:野本立人
螢の光 指揮:清水昭 ソプラノソロ:西由起子
・無伴奏混声合唱による日本名歌集 ノスタルジア より
箱根八里 指揮:野本立人
みかんの花咲く丘 指揮:野本立人
別れの歌 指揮:清水昭 ソプラノソロ:西由起子
2007年7月22日発売 NARC-2036 \2,500
ご購入はパナムジカ http://www.panamusica.co.jp/ja/ まで
「ノスタルジア」初演以来、10年にわたる信長貴富さんとのお付き合いを、「ひぐらし」なりのこだわりをもって形にしたものです。未熟なところは多々ありますが、熱気だけは十分にこめることができたと自負しております。ご一聴をいただければ幸いです。
・春と修羅~混声合唱とピアノのための
指揮:清水昭 ピアノ:斎木ユリ
・無伴奏混声合唱のための ノスタルジアⅡ
~日本語に着替えた外来歌~
大きな古時計 指揮:野本立人 ウッドブロック:清水昭
すみれの花咲く頃 指揮:野本立人 ソプラノソロ:仁平朋子
一週間 指揮:野本立人
旅愁 指揮:野本立人 ソプラノソロ:安藤れい子
線路は続くよどこまでも 指揮:清水昭
埴生の宿 指揮:野本立人
ドナドナ 指揮:野本立人
私の青空 指揮:野本立人
グリーングリーン 指揮:清水昭 ソプラノソロ:西由起子
バリトンソロ:野本立人
螢の光 指揮:清水昭 ソプラノソロ:西由起子
・無伴奏混声合唱による日本名歌集 ノスタルジア より
箱根八里 指揮:野本立人
みかんの花咲く丘 指揮:野本立人
別れの歌 指揮:清水昭 ソプラノソロ:西由起子
2007年7月22日発売 NARC-2036 \2,500
ご購入はパナムジカ http://www.panamusica.co.jp/ja/ まで
最近のコメント