Akira de Cantat! 終了2009年02月15日

すっかり管理人にも忘れ去られていたこのブログ。冬はいろいろ面倒になりがちですよね…(汗)。

というわけで、2月14日の「Akira de Cantat!」が無事に終了しました。スロースターターぶりにますます磨きがかかる昨今のひぐらし、今回もスイッチが入るまでに時間がかかったばかりか、ついにスイッチが入れられなかった人も続出。なんと1/3近くの人が脱落し、ステージに乗ったのが35人という、10年ぶりくらいの少人数で難曲「五柳五酒」に挑みました。
男声の人数がテノール5・ベース5だったので「“柳”組と“酒”組だぁ。当然酒組はベースね」などと笑い飛ばしての本番ではありましたが、例によってスイッチが入ればそれなりに頑張る我々。ピアノの斎木ユリ先生の名演奏にも助けられて、良い緊張で歌いきることはできたのではないでしょうか。しかし、4楽章の終わりがウケなかったのは痛恨だったなぁ。この曲でウケるのはやはり難しい!

合同合唱での女声合唱・男声合唱もそれぞれにベストの出来。女声の「ぎらりと光るダイヤのような日」は、再演ということで作曲の信長貴富先生もご来場いただきました。演奏の成果にもご満足いただいたようです。

4ステージめに入り込んだ「Akira de Jazz」ステージでは、鉄壁のリズム隊(ベース平井伸二、ドラムス金子清貴)のもと、昭さんがジャズ・ピアノを披露。ピアノは生音で、という条件の中でのバランス取りには少しの課題を残しましたが(1階席と2階席でだいぶバランスが変わってしまったようです)、共演いただいたTanto Gutsのコーラス、前田高秋のクロマチック・ハーモニカも含めて、大好評のステージでした。めったに聴けないバラエティあふれる内容にできたのではないかと自負しています。


さて、次は5月のトウキョウ・カンタート。林光「木のうた」から7曲ほどを演奏します。今回の目玉は、団員でもある菅原綾さんのピアノと、清水昭の初共演。繊細ななかに歌心があふれる彼女のピアノは、きっと会場のお客様の耳にもとまることと確信しています。

最近は男声日照り気味のひぐらしですが、新規入団はいつでも歓迎です! 多くの期待をしないで来れば、きっと大満足いただけるという、このヘンテコな合唱団、見学希望者は管理人あてにご連絡くださいませ。

セミノコ期?2008年10月17日

あっという間に演奏会から2ヶ月が過ぎました。

ひぐらしは、その名のとおり(?)あんまり年中頑張るのが好きでなく、だいたい演奏会前の2ヶ月くらいからハートに火がつき始めるのですが、それまでは各々の地下活動(セミだけに…(笑))に余念がない団体でもあります。というわけで、ここしばらくは平日のみならず、休日練習までも出席率が50%にも届かないありさま。

この時期をひぐらしでは「農閑期」と言って嘆いていますが(^_^;)、セミならば「セミノコ期間」とでもいう感じですかね。ともあれ、個々の自主性というものは、必ずしも団体運営に都合良いようにだけ働くわけでもないので、諸刃の剣というか。といって、自主性重視でなくなることも金輪際なさそうな団体でもありますが。

そんな風に嘆きつつも、集まってくる幼虫たち(笑)は、黙々と羽化するための養分摂取に余念はなく、2ヶ月弱で林光さんの「木のうた」をだいたい歌えるようにして、10月くらいからは三善晃さんの「五柳五酒」にとりかかりました。酒と詩仙のうた、という感じの曲ですが、ピアノパートがとんでもなくぶっ飛んでいます。

この歌を、10年前の初演時に歌ったメンバーが何人かひぐらしには居るのですが(私もその一人)、やはり年を取るほどに味わいが増す曲だなと思います。“生きてるうちが花なのよ 嬉しくなるのはあたりまえ”なんて言葉は、人生の後半戦になってくると、俄然迫力ですね。

この「五柳五酒」は、来年の2月14日バレンタインデー! のコンサート「Akira de Cantat!」で歌います。このコンサートは、名前どおりに清水昭さんが、ひぐらしの単独ステージ(これが「五柳五酒」)に加えて、女声合同・男声合同・混声合同・+αの全ステージを担当するという企画コンサートです。女声合同は信長貴富さんの新曲「ぎらりと光るダイヤのような日」、男声合同は間宮芳生さんのコンポジション3番、混声合同が新実徳英さん「空、海、大地と木のうた」。それぞれに、清水昭さんが指揮している合唱団の賛助参加をいただきます。そして+αは、ピアニスト・清水昭のオン・ステージ!という合唱演奏会のステージとしてはかつてない内容になる予定です!

というわけで、2月14日にはまた元気な鳴き声をお聞かせできるよう、セミノコたちも頑張っております。杉並公会堂で早めの夕方開始、という予定ですので、ひぐらしファンの皆様、どうぞお楽しみに。(佐々木潤哉)

さて次は2008年07月25日

演奏会「いろはのよ」も無事終了。集客も、いろは演奏会としては過去最高の600人オーバーを記録、演奏もごく細かいほころびはありつつ(^_^;)、全体としてはメンバーも納得のいく仕上がりとなりました。

信長-バッハによる格調高い前半と、三善-昭和歌謡の耳馴染みの良い後半のコントラストも良く、最終ステージ「紅白歌合戦」での演芸大会? も、おおむね好評。打ち上げでは某ギター奏者に「指揮者に従属しない合唱団」という、我々としては最大級の賛辞? もいただき、ともかく楽しい一日を過ごすことができました。炎天下の中お越しいただいた皆様、どうもありがとうございました!

さて、勤勉な(これは嘘だ)ひぐらしは、今週からさっそく次のステージの準備を始めます。次のステージは2月14日ヴァレンタインデー。オール清水昭指揮による、企画演奏会です。仮タイトルは「Akira de Cantat」。

曲目はこれから大至急練りますが、まず手始めの一曲は、林光さんの名作「木のうた」です。さっそく譜読みに入りますので、次のステージには乗ってみたいと思ったそこのあなた、今月中が最大のチャンスですよ!

ただいま練習中2007年09月10日

来年に向けて歌っていく曲が、少しずつ決まりはじめました!

2008年の2月17日には、指揮者の野本さんが中心になって主催する、信長貴富さんの個展演奏会に出演します。この演奏会ではレコーディングにも取り組んだ「春と修羅」を、今度は野本さんの指揮で再演することが決まっています。

この演奏会の合同合唱として初演される、4手ピアノと混声合唱のための新作の演奏にももちろん参加します。

そして、2008年の「いろはのよ」の演目として、2曲がまず決まっています。

野本さんが選んだ曲は、バッハのモテット「Jesu, meine freude」。ア・カペラでも演奏可能なモテットですが、何かの形で楽器を入れる計画で取り組んでいます。

何せ芸大での専門はドイツ・リート、バッハ・カンタータ・クラブにも在籍していた野本さんですから、このジャンルには一家言も二家言もあります。すでに団員は日々苦しみ… いやいや楽しみながらの練習を始めています。

対して、昭さんが選んだのは、三善晃「クレーの絵本第1集」。こちらもお得意のスタイルといったところで、譜読みの段階から、おなじみの「この曲大好き」オーラが出まくっています。

残るステージでは、ひぐらしお得意の「歌って美味しく聴いて美味しい」アレンジ委嘱を検討中…。内容はまだまだ内緒ですが!

そんなわけで、来年も楽しいステージをお見せできそうです。

「いろはのよ」は7月21日・杉並公会堂、
その前にある信長貴富個展演奏会は2月17日・ティアラこうとうです。
ぜひお越しください。

もちろん、一緒に歌ってくれるかたも、いつでも募集中です。
「いろはのか」以降も、新しいメンバーがどんどん増えています。譜読み中の今が参加のチャンスかも知れませんよ。